専攻医の一日
A DAY OF OUR RESIDENTS
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臨床力
[専攻医3年目] 田中 源八
総合内科コース
出身地大阪府
出身校三重大学
大阪生まれの、海をこよなく愛するとても元気で明るい人間です。私の家系は特に医師がいるわけでもないのですが、小学生の頃より自分の家族に何かあったときに助けることができる、そのような人間になりたいという想いが漠然とありました。浪人時代に非常に厳しくもあたたかい先生との出会いがありました。先生は最後の授業で「私は君たちにとても厳しく指導してきました。それは何故かと言うと、君たちはこれから日本を背負って、また世界を変えていく人間となるからです。だから生半可な気持ちでは君たちと接することができなかった。最後に、どのような形でもよいので人のためになる、そういった人間になりなさい。」そう私達に伝え、教室を出て行かれました。自身の中で今まであった漠然とした想いが、その瞬間から明確に医師になって人を助けることに変わり、医師を志しました。
Conceptは「人とのつながり」
人に恵まれた青春時代。浪人・大学時代には人生の恩師と心から思える人と出会い、「人とのつながり」をconceptに掲げ、『café & Bar O+』というバーを設立しました。約2年間営業し、得た経験は言葉では言い表せない、それこそプライスレスなつながりとなって、今でも強く自分の中に残っております。Café閉店後は、じっくり世界と対話する時間を自分に与え、約60の国を訪れました。現地で出会う人々と一緒に飲み、語り・泣き・笑い、そして星空を眺め、気づいたら朝。そんなかけがいのない毎日を過ごさせていただきました。帰国後は自身の経験を講演会を通して、老若男女問わずshareする時間に費やしました
自由奔放に育つ
スケールの大きい父親と、天真爛漫な母親。そんな我が家は私が幼少期の頃から非常に仲良く、週末は必ずアウトドアに行っていました。小さい頃から海につけられ、雪山に放り投げられ、気づいた時にはサーフィンとスノーボードのとりこ。前述したように大学時代は暇さえあれば、世界に飛び出し、世界をまわりキャンプをするのが趣味となりました。また現地で撮影していた写真などは、趣味の範囲を超え、写真展なども開催するようになりました。
初期は沖縄中部徳洲会病院
初期研修は同グループである、中部徳洲会病院で研修を行いました。学生時代より、離島僻地医療に興味がありました。当グループの研修目標として、2年時に離島で自立した医療を行うことと言うものが一つあります。中部徳洲会病院は沖縄と言う立地の影響もあり、離島医療に携わっているDrが多数おられ、先生方の経験に基づいた教育がなされ事が私にとっては魅力でありました。また、断らない救急体制を敷いていたため、当直帯では数多くの経験が積めました。2年時は沖永良部島・徳之島の2島で、離島医療を経験し何とか終えました。本当に、苦しくも有意義な研修生活でありました。
湘南鎌倉総合病院のワークライフレポート
01
入職のきっかけ
前述したように、離島僻地医療に興味があり、人を全人的に見る医師になりたい想いが強くありました。当プログラムでは多数の内科医師を始め、各科Drとの隔たりも少ないたため、意見交換も容易であり、多角的に人また疾患を見つめることができると考え、希望させていただきました。
02
湘南鎌倉総合病院ワークライフ
予想していた以上に、当科のみならず各科の多数のDrとの意見交換が毎日のように繰り広げられ、更に多数のカンファレンスや症例検討会が開催されることにより、自身は経験できていない疾患の共有、また標準医療の共有が当プログラムでは可能でありました。またしっかりとした屋根瓦性の教育システムがあり、後輩Drの指導でより一層自身の知識を深められている印象にあります。
03
私の目標
世界平和。だけど、これ本当に難しいと思うんです。世界ぐるぐる周った今だから思うんですが、世界は平和じゃないです。だからこそ世界平和を願います。けど、私はそんな偉人でもなければカリスマでもない。私の出来ることと言ったら、多く見積もり自分の周りの人の健康や笑顔を作る事だと思います。だから私の目標は世界平和に一歩でも近づくよう、私の周りの人たちの平和を作り上げることです。
1日のスケジュール
起床〜出勤
起床時間は6時半頃がほとんど。夜はめっきり強いのですが、朝は幼少期より弱い傾向にあります。もし少し早く起床できた時には、ジャズやボサノバなんかを聞きながら、フレッシュジュースを自作し飲むという、自己満足な事を行っています。
6:30
朝回診
当プログラムではチーム制となっており、チームによって朝の回診に関しては色があると思います。私は基本的には研修医の子に先頭だって、患者さんに声がけをし、診察をしてもらうようにしてもらっています。その中で少しでも改善点やfeedbackできるものを、伝えていけたらと考えております。また、どうしても朝回診は時間がない中の回診となるため、慌ただしくなるのですが、どこのチームも笑顔が溢れる良い雰囲気である印象であります。
8:00
外来診療
外来の担当は週に1回設けられており、基本的には内科初診を担当します。外来で自分が診察し興味があったり、自分で今後診ていきたいとなった場合は、その後も自分でfollowが可能です。当院初診内科は数多くの主訴を持ち合わせた患者様が受診され、また有する疾患も多岐にわたります。自身では診断に至る事が困難であると思われた疾患も、上級医の適切な指導やアドバイスで診断に至ったケースも多々あり、非常に力となると感じております。
9:00
病棟業務
前述したように朝回診はいつも慌ただしく、患者様の診察を丁寧に全員行えているかというと、正直なところ自信はありません。そのため病棟業務ではなるべく患者さんのベッドサイドでの時間を大切に考えております。また病棟看護師は非常に関わりやすい方ばかりかつ、患者様の知識の宝庫であるため、日中はほぼナースステーションで看護師とディスカッションしながら業務を行っております。
9:00
サインアウト
患者様の様態によっては、遅くなる場合もありますが、基本的にどのチームの患者様に急変があっても、当直帯のDrが困らないよう当院内科はしっかりとした申し送り制度があるため、就業時間に関しては比較的遅くならない印象にあります。申し送りが17時までに終了するため、それまでにチームのmeetingが終了していれば、17時に終業となります。
17:00
帰宅〜就寝
仕事は職場にて出来る限り完結、基本的に家には持ち帰りません。大学時代にBarを経営していた影響もあり、自宅は食事を大人数で楽しめる空間としております。幼少期より様々な職種の方や友人を、自宅に招き交流を深める家庭で育ちました。その影響もあり、私もまた、自身で作った食事を多職種の方々に振る舞い、交流を深める催しを行っております。またそれによりお互いが心の内を知れた中となり、普段の業務がより円滑に進む印象があり、今後も続けていきたいと考えております。
23:00
メッセージ
当院では各科の隔たりを超えたカンファレンスも多く開催されます。実臨床で経験した症例を深くまで自身に落とし込み(input)、そして人前で発表し共有する(output)。さらに専門Drも交えたdiscussionを行い、ひとつひとつの症例がより上質な経験となって残ります。また当プログラムは症例多数な実臨床に即したプログラムである一方、学会発表を含めアカデミックな活動へも力を入れております。発表者であれば、いくらでも(金銭面なども)サポートしてもらえるという何とも恵まれた環境にあります。また上級医の先生方は非常に親身であり、相談するときっちり指導していただけるため、学会発表が初めての方でも問題なく発表に至っております。
私は旅の途中のインドで荷物をすべて失った事があります。ヒマラヤ山脈ばかりみつめながら、振るわない顔をしている私に、旅で出会った韓国の友人がこのように言った事を今でも覚えております。「Stop too much thinking」と。考えすぎるな、感じろと。進路に迷ったら、一度当院に足を運んで私達を見に来てください。そして湘南鎌倉総合内科を感じてください。情熱あふれるDr達が、みなさんを待っています。一人でも多くの患者さんに幸せを提供する仲間として、共に頑張りましょう。
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