専攻医の一日
A DAY OF OUR RESIDENTS
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臨床力
[専攻医1年目] 朝倉 一
総合内科コース
出身地大阪府
出身校横浜市立大学
「心」の持つ不思議さに興味を惹かれ、医の道に迷い込みましたが、次第に内科や医学の奥深さに感銘を受け、現在まで医師として修練を積んでおります。
今なお、自分の至らなさに反省を繰り返す日々ですが、皆様に支えられながら、やっとこさ医療に従事しております。
学生時代の留学がきっかけに
『英語を話せるようになりたい!』というただその一点で、高校生の1年間をアメリカで過ごしました。
その際に、面白半分で履修した「心理学」の講義に興味を惹かれ、帰国後は精神科医になるべく死に物狂いで勉強し、なんとか医学部の切符を掴み取りました。
内科の奥深さに触れる
医学部に入って最初の授業で、精神医学について学んだ際に『精神疾患を有する患者の8割は、まず内科を受診する。』という言葉に気づかされ、以降は内科医を志しました。
医学部2年生の頃に、興味本位で購入した「ハリソン内科学」は、今でも困ったときの支えになってくれています。
救急医療の重要性に気付かされる
医者になってからは悪戦苦闘の日々でしたが、何よりも知識だけでは患者さんを助けられない、という事実を痛感しました。その中で、眼前で失われつつある「命」を救おうとする救急医療の重要さに気付き、いかなる医師となるとしても、救命の技能は身につけなければならない、と切に思うようになりました。
湘南鎌倉総合病院のワークライフレポート
01
入職のきっかけ
元々は、救急医になろうと考えていたことから、そのプログラムを探していたものの、自分の肌に合う職場に出会えず、半ば就職浪人のような形で医療を続けようとかと諦めかけていました。
そのときに、たまたま当院の総合内科の勉強会に参加させていただき、追い求めていた環境以上のものが存在したことに感激し、その場で即座にエントリーをしました。
02
湘南鎌倉総合病院ワークライフ
日々の診療の中で、書籍を上梓している指導医からの教育機会に恵まれるだけでなく、意欲溢れる優秀な専攻医・研修医の先生方と関わることが多いことから、自然と切磋琢磨される環境に身を置くことができ、常に良い刺激を受けることができることにとても満足しております。
その中で、自らの知識不足に頭を悩ませることは多いですが、それを支えてくれる先生方が多いことは、非常に心強いです。
03
私の目標
医療に携わる中で、「命」と「心」は不可分なものであることを日々実感しております。「命」が弱れば「心」も弱りますし、またその逆で「心」が満たされると自然と「命」が吹き返すことも目の当たりにしました。
近代的考察ではありますが、こうした「人」を構成する両者を支えられる、そうした医師になれるよう日々その方法を暗中模索しながら、今後も医療に関わっていきたいと考えております。
1日のスケジュール
起床
今までの人生で『早起きは三文の徳』を実感したことから、なるべく日の出とともに起床し、身支度や(あまりできませんが)勉強をして過ごします。当然、遅刻しないように余裕をもって出勤します!
5:30
全体カンファレンス
総合内科は朝に新規入院の引継ぎがあるので、その情報を集めるためにも全体のカンファレンスに参加します。
日々、救急車のサイレンが鳴り止むことのない当院なので、自分のチームに必ず新規入院が1-2名ほどいるため、この時間は非常に重要です。
8:00
病棟回診
カンファレンス後は、収集した情報を基に病棟で実際の患者様にお会いし、その容態を必ず確認します。耳学問だけでは分からないことが多くあるため、実際に会うことがとても大切であるだけでなく、指導医からのフィードバックも頂ける貴重な時間です。
9:00
昼食
回診が終わり、カルテやオーダーが一通り終了したら、昼食を取ります。
当院の食堂は毎日メニューが変わるだけでなく、普通のレストランに引けを取らないぐらい見た目と美味しさに拘っているので、日々の食事が仕事合間の楽しみになっています!
12:00
夕回診・カンファレンス
昼食後は(眠たくもなりますが)夕回診やカンファレンスで治療方針の確認やカルテ・オーダーの不備がないかを確認します。
ここでも指導医からのレクチャーがあったりと、自然と勉強する毎日を過ごすことができます。
14:00
帰宅
一通りの仕事が終了したら、速やかに帰宅します。当院は忙しいと思われている方も多いと思いますが、必要以外の残業を強いるような環境ではないので、余暇時間は割と取りやすいです。
また次の日に向けて、趣味にいそしんだり、ゆっくりと身体を休めます。
17:00
メッセージ
当院に対してみなさまが抱く印象は、「日本一忙しい!」・「救急車が多い!」・「ブランドがある!」などでしょうか。
こうした印象は確かに間違いではないかもしれませんが、それ以上に当院に入職して感じたことは、「患者中心の医療」の実践の場となっていることです。
それを実現するための優秀なスタッフが、日々の診療を支えてくれる当院の環境は、医療に携わるうえでとても良い刺激を与えてくれるものと確信しております。
当院へ入職することは、ある種「覚悟」がいることと思います。しかし、それ以上の対価として、「成長のできる環境」であると考えております。
また、他のプログラムと比較して、志望科以外の診療科もローテ―トすることができることは、当院内科が垣根がなく、専攻医を教育しようと思っていることの証左だと感じております。もし少しでも当院に興味を持ってくださいましたら、一度見学に来ていただけますと嬉しいです。
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