専攻医の一日
A DAY OF OUR RESIDENTS
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臨床力
[専攻医1年目] 木田 風歌
総合診療科コース
出身地高知県
出身校京都大学、高知大学
高知の山の中で生まれ育ち、京都で自由な大学生時代を過ごした後、東京の広告代理店に勤務しました。広告の意義に疑問を感じながらの激務に限界を感じ、一度きりの人生なら、と子供の頃にぼんやりと考えていた医師に転じることを決意しました。
自由な大学生時代 / 苦悩した会社員時代
高校卒業後は学生の街、京都へ。勉強はそこそこに、お金はないけど時間はある学生らしい遊びや活動に没頭しました。とても贅沢な時間でした。卒業後は東京の広告代理店に就職。データを使ったインターネット広告や海外展開といった会社の注力分野に従事する一方で、広告自体への疑問が大きくなっていき、人生の舵を大きく切ることにしました。
地元の良さと頭の衰えを感じて
地元の医学部へ編入し、高校生までは特に感じなかった自然や食材の新鮮さ等の地元の豊かさを認識しました。医学の勉強に関しては明らかに加齢による衰えを感じましたが、周囲の助けがあり何とか卒業、医師免許取得に至りました。
医師として大切な視座を学んだ初期研修
初期研修は初めての北海道、札幌で。患者さんのことを真摯に考える医師・医療スタッフが多く、医師キャリア最初の2年間としてとても良い病院でした。北海道の雄大な自然は圧巻でした。
湘南鎌倉総合病院のワークライフレポート
01
入職のきっかけ
総合診療科はともすれば「なんでも内科」と言われてしまいますが、医学の原点は総合診療だと思っています。断らない救急を掲げる当院なら圧倒的な経験を手厚く優秀な指導医陣の元で積めると思いました。総合診療科で緩和医療を学べるのも全国では数少なく多きなポイントでした。
02
湘南鎌倉総合病院ワークライフ
当院は想像していた通り、外来・病棟ともにそれなりの忙しさはあります。毎日、医学的な部分や患者さん・家族さんとのコミュニケーションの部分で自分の至らない点を多々痛感します。忙しさの中でそれらをそのままにしておかないように、後で時間をとって見直すようにしています。
03
私の目標
多くの人は人生の大半を病院外で生きている訳ですから、その人のために病院でできることは多くありますが病院外でできることも実はとても多くあります。医療の場所や形に捕らわれず、その人らしい人生を全うするサポートができるようになりたいと思っています。
1日のスケジュール
起床~出勤
朝は早めに出勤して、カルテで患者さんのバイタルやその日の検査予定等を把握します。後手に回ると1日が苦しくなるのでその日の準備をしっかりと。
6:00
朝カンファ~回診
チーム全員でカンファ後に病棟へ患者さんの様子を見に行きます。昨日よりお元気そうだと治療の成果が出ていてこちらも嬉しくなります。看護師さんが気付いた点はこのタイミングでシェア頂くことが多いです。
8:30
病棟業務・カルテ記載
カンファや回診の情報を元に緊急性の高いものから順に対応します。チームで情報共有しておくために、患者さんの動きは忘れずにカルテ記載を。
10:00
昼食
病院のレストランへ。基本的に1人ですが時には同僚とおいしいメニューを食べながらつかの間の休息です。クーラーが効きすぎて寒いのは自分だけでしょうか。
12:00
夕カンファ~回診
今日の動きをチームで共有し今後の方針を決定します。その後は当日中の検査結果や方針の説明等を兼ねて再び回診へ。
15:30
退勤~就寝
カルテ記載等の残務を終わらせてその日は終了です。帰宅時間はローテーションでその時所属している診療科によって大きく異なります。早ければ17時退勤も可能です。翌朝早いので小学生以来の22時頃就寝目標で動くようになりました。
17:00
メッセージ
当院の経験症例数や業務に求められるスピード感による負荷は確かにあります。ただ上級医をはじめとして周囲のサポートもしっかりとあるので、一定の負荷の元で研鑽を積みたい方には最適な環境かと思います。自分の初期研修は他院だったため、当院についてモチベーションと体力の塊のような医師が跋扈する何かおぞましいイメージを勝手に持っていましたが、来てみると良い意味で意外と普通でした。自分のような先入観を持っている方こそ、ぜひ見学に来て実際を見て頂きたいです。お待ちしています。
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