専攻医の一日
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臨床力
[専攻医3年目] 名嘉 祐貴
総合診療科コース
出身地大阪府
出身校大阪市立大学
子供の頃にブラックジャックを読んでなんとなく医師への憧れを感じていました。高校時代、当時財政破綻した北海道夕張市へ赴任した、村上智彦医師の地域医療についての講演を聴き感銘を受け、予防医療・公衆衛生の分野に精通した医師になりたいと感じ、明確に医師を志すようになりました。また同時に、大学時代の夜回りの経験から、Commonな疾患や困ったことに手を差し伸べられる医師も目指しました。
高校大学時代
高校ではフィールドホッケー部に所属し、高2,3年時に国体の大阪選抜に選ばれ日々ホッケー三昧の生活でした。大学ではバドミントン部に所属し、どちらかというと成績は悪い方でした。
また、大学の先輩が作ったNPO法人(ホームレスの方々への就労支援・夜回りなど)の活動に参加したりしていました。 夜回りをしている際に、医療をうけたくても受けられない人が日本にもたくさんいることを体感し、自分の目指す医師像に強く影響しています。
第一子が誕生しました
今年1月に娘が誕生しました。日ごとに成長を感じています。幸いにもとても元気で活発に育っており、いつも振り回されながらも楽しく過ごしています。休日は家族で出かけることが多いです。
初期は湘南鎌倉総合病院
湘南鎌倉総合病院で初期研修もしていました。日々たくさんの患者様と出会い、これ以上ないぐらい初期のうちに経験をさせていただいたと感じています。
一方で、何となく経験したことがあるが実は深く理解できていない、診療に自信がない部分が残ってしまったのも事実です。専攻医中にそれらの臨床疑問を解決し、よりよい診療へ昇華できればと考えています。
湘南鎌倉総合病院のワークライフレポート
01
入職のきっかけ
私は総合診療プログラムに所属しています。プログラム中に必須である1年間の僻地・離島研修では、北海道から沖縄まで様々な地域で診療し、勉強させていただけることが魅力的でした。
また、家庭医療プログラムの有名な諏訪中央病院と連携していること、近隣のクリニックとも協力して診療所での訪問・外来診療を勉強させていただけることにも惹かれ、自分のニーズにすごくあっていたためプログラム選択しました。
02
湘南鎌倉総合病院ワークライフ
プログラム初年度でありまだ手探りの部分もありますが、日々たくさんの新しい発見があり成長を感じています。初期研修の時とは同じ疾患でも見方が変わり、湘南鎌倉で学んだことを地域で実践できるのも魅力です。
今後は訪問診療や外来診療をより深く学んでいこうと思っており、より地域の先生方とのかかわりを深めていこうと考えています。指導医の先生方は希望に合わせてプログラムをコーディネートしてくださいます。
03
私の目標
将来は公衆衛生学の知識を深め、初期・後期でお世話になった地域や困っている地域の健康増進に関われたらと考えています。最終的には医系技官として省庁で様々な医療政策に関われたらとも考えています。
しかしその前に、一臨床医として健康問題を解決し、その人とその家族、地域により良い健康を提供できるようになるのが必須と考えています。まずは臨床医として、ゆくゆくは政策をコーディネートする立場として日本各地の健康を目指します。
1日のスケジュール
起床〜出勤
連携病院である川崎市立多摩病院の小児科で研修をしています。朝ご飯を食べて用意をし6時30分に家を出ます。
6:00
朝回診
カルテで当直帯の出来事と新入院の情報収集をして、8時30分ごろからチームで回診をし方針決定をします。担当患者は10人前後です。 低月齢から学童期まで多種多様な疾患の小児が入院しています。
8:30
外来診療
週1回定期の外来、週2-4回日中の救急当番があります。救急外来と長期の外来ができるため、最初から最後まで一貫して診ることができます。喘息や川崎病の長期フォローもさせていただいています。 成人の外来と共通の点もあれば異なる点もあり、その違いを確認しながら診療することでより勉強になっています。
9:00
病棟業務
オーダーや採血などチームで分担します。小児は日中の数時間の間にも状態が変化し得ることが多く予想外の出来事が起こることもあります。週1回抄読会もしています。
9:00
サインアウト
15時30分ごろから夕回診をして、面会中のご家族と現状や今後の方針についてお話をします。夕回診の記録が終了し17時となれば終業です。状態が不安定な子がいる場合は個別に当直医へ申し送ります。
17:00
帰宅〜就寝
帰宅してからの方が壮絶かもしれません。休む暇なく娘のお風呂・ミルク・寝かしつけをしているうちにあっという間に時間が過ぎます。 なぜ泣いているか、鑑別を上げるのですがさっぱり分からないこともあります。
0:00
メッセージ
新専門医制度が混沌としていますが、目の前の患者様をよくするということには変わりないと思います。湘南鎌倉はどの科の先生方も同じスピリットを持ちながら診療しており、知識ではなくその姿勢こそ本当の学ぶべきものかと思います。当直はERからのコンサルトと病棟対応でほぼ寝る間はありませんが、適切なマネジメントを常に考えながら診療する訓練ができるため、とても力になります。
ただ疾患を学ぶだけでなく総合診療医・家庭医としてのスキルや考え方を同時に学ぶことで、より深みを持った臨床医になれると考えています。湘南鎌倉はたくさんの症例から疾患についての知識を学び、実践できる場です。新しいプログラムであり自分の希望が反映されやすいため、たくさんの経験を積みながらも自分のニーズに合った成長ができるプログラムのためぜひ一緒に働き学んでいきましょう!
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